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連載 医療AI技術の現在と未来――できること・できそうなこと・できないこと・Vol.6
AI問診で実現する医療現場の働き方改革
AI medical interviews enabling workplace reforms in medical practice
阿部 吉倫
1
Yoshinori ABE
1
1Ubie株式会社代表取締役・医師
キーワード:
AI問診
,
タスク・シフティング
,
医師の働き方改革
Keyword:
AI問診
,
タスク・シフティング
,
医師の働き方改革
pp.293-297
発行日 2022年10月22日
Published Date 2022/10/22
DOI https://doi.org/10.32118/ayu28304293
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◎2020年12月22日,厚生労働省は「医師の働き方改革の推進に関する検討会 中間とりまとめ」を公開した1).これによると,2024年4月から医師にも「時間外労働の上限規制」が設けられることになる.ただし皆が一律ではなく,医師の “働き方” により少しずつ違いがある.救急や周産期など地域医療を確保するうえで必須となる医療機関(いわゆるB水準),研修医ならびに専門医や高度な手術等を習得するための医療機関など(いわゆるC水準)では,連続勤務時間の上限や一定時間のインターバルを設けることを条件に,事実上は上限規制が外れることになるが,基本的には診療に従事する勤務医(いわゆるA水準)が労働基準法36条に基づく労使協定(36協定)に準拠すること,というのが国の方針である.こうした背景もあり,全国の医療機関では今,“医師の業務効率化” が喫緊の課題となっている.
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