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今月の特集 臨床検査技師によるタスク・シフト/シェア
医師の働き方改革とタスク・シフト/シェア
Work style reform of doctors and task share/shift
山本 修一
1
1独立行政法人地域医療機能推進機構
キーワード:
医師の働き方改革
,
応召義務
,
宿日直許可
,
特定行為研修修了看護師
,
地域医療構想
Keyword:
医師の働き方改革
,
応召義務
,
宿日直許可
,
特定行為研修修了看護師
,
地域医療構想
pp.784-790
発行日 2022年7月15日
Published Date 2022/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542203042
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Point
●医師の働き方改革は,医師個人に視点を置いた初めての医療制度改革である.医療の持続可能性を将来にわたって担保するために成功させなければならない.
●時間外労働の年間上限規制960時間のA水準が基本であり,B,C-1,C-2水準(年1,860時間)は,地域医療と教育の観点から暫定的に認められた例外的な水準である.
●宿日直許可については労働基準監督署によって判断がまちまちである.現場の混乱を避けるためには基準を統一することが望ましい.
●臨床検査技師や特定行為研修修了看護師へのタスク・シフト/シェアに当たっては,必要な技術の習得ももちろんであるが,医療スタッフ間の信頼感の醸成が欠かせない.
●どのような工夫を行っても人件費の上昇は不可避であるので,それに対する財政支援が必須である.
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