Japanese
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連載 人工臓器の最前線・vol.8
人工聴覚器の現状
Current status of auditory implant
岩崎 聡
1
Satoshi IWASAKI
1
1国際医療福祉大学三田病院耳鼻咽喉科
キーワード:
人工内耳
,
残存聴力活用型人工内耳(EAS)
,
人工中耳(VSB)
,
骨導インプラント
Keyword:
人工内耳
,
残存聴力活用型人工内耳(EAS)
,
人工中耳(VSB)
,
骨導インプラント
pp.1143-1147
発行日 2022年9月24日
Published Date 2022/9/24
DOI https://doi.org/10.32118/ayu282131143
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□人工聴覚器の分野は急速に発展している.人工聴覚器には人工内耳,残存聴力活用型人工内耳(EAS),人工中耳(VSB),骨導インプラント(Baha,Bonebridge)が保険医療として実施されている.高度感音難聴に対しては人工内耳,高音部が高度難聴で低音部が聞き取れる場合はEASが対象となる.人工内耳は,より低侵襲手術の方向へ進化している.既存の補聴器での聞き取りが困難な伝音・混合性難聴に対しては骨導インプラントと人工中耳が対象となる.人工聴覚器の選択には,しっかりした有効性の評価と適応判断が重要である.
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