Japanese
English
特集 感覚障害のリハビリテーションの現状
人工内耳による聴覚回復
Hearing ability due to cochlear implant application.
舩坂 宗太郎
1,2
Sotaro Funasaka
1,2
1チルドレンセンター(東京)
2東京医科大学
1Children's Center (Tokyo)
キーワード:
人工内耳
,
先天聾
,
情報伝達率
Keyword:
人工内耳
,
先天聾
,
情報伝達率
pp.699-702
発行日 2002年8月10日
Published Date 2002/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552109825
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はじめに
人類の最大の特徴は,音声言語で交流することである.周知のことであるが,いわゆる原始的生活を営んでいる人間集団でも,生活に即応した言語の内容は非常に豊かである.
永年にわたって聴覚を専門としてきた筆者が,聾・高度難聴者の治療として始めたのが人工内耳である.そこで,人工内耳が中途失聴の聾・高度難聴者,そして先天聾乳幼児にきわめて有効なリハビリテーション医療であることを述べる.図1に人工内耳と装用模式図を掲げる.
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