Japanese
English
特集 痒みはどこまでわかったか――痒み研究の最前線
痒みメディエーター
Itch mediator
髙森 建二
1
,
冨永 光俊
1
,
鎌田 弥生
1
Kenji TAKAMORI
1
,
Mitsutoshi TOMINAGA
1
,
Yayoi KAMATA
1
1順天堂大学大学院医学研究科環境医学研究所,同かゆみ研究センター
キーワード:
痒みメディエーター
,
痒みモジュレーター
,
痒み伝達経路
Keyword:
痒みメディエーター
,
痒みモジュレーター
,
痒み伝達経路
pp.1121-1127
発行日 2022年9月24日
Published Date 2022/9/24
DOI https://doi.org/10.32118/ayu282131121
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痒みのメカニズムは多様で,いまだ完全には解明されていない.その原因のひとつに多数の痒みメディエーターの存在や,病態時に産生される痒みモジュレーターの存在があげられる.これらが同時に作用すると痒み感作や過敏性が生じ,激しい痒みや持続的な痒みが惹起され,既存の治療法では制御されない痒み(難治性痒み)へと進展する.本稿では,痒みを伴う代表的な炎症性皮膚疾患であるアトピー性皮膚炎を例にとり,痒みメディエーターと痒みモジュレーターに関する最新の知見を紹介する.
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