Japanese
English
特集 消化器内視鏡技術の進歩と展望
はじめに
Introduction
藤城 光弘
1
Mitsuhiro FUJISHIRO
1
1東京大学大学院医学系研究科消化器内科学
pp.1049-1049
発行日 2022年6月11日
Published Date 2022/6/11
DOI https://doi.org/10.32118/ayu281111049
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- Abstract 文献概要
近年の消化器内視鏡技術の進歩はめざましく,照射光を変える,超拡大視するなどの工夫で今まで見えなかったものが見えるようになり,またカプセル内視鏡やバルーン内視鏡などの登場で,今まで到達できなかった深部小腸や術後再建腸管を有する患者の肝門部にまで内視鏡が到達できるようになった.さらに人工知能(AI)の内視鏡分野への導入により,医師の技量を補う,あるいはそれを凌駕する診断が可能となっている.これらを受けて,外科手術にのみ頼っていた多くの消化器疾患の治療が,内視鏡を用いた低侵襲・臓器温存治療として内視鏡医のもとで行われるようになり,患者のQOL(quality of life)改善に寄与している.
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