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特集 スポーツ外傷・障害の予防と治療――TOKYO 2020が終了して
健康スポーツのマネジメント(中高年者)
-――中高年者に対する関節温存手術の成績
Clinical outcomes after joint preservation surgery in the middle aged and elderly patients
近藤 英司
1
,
門間 太輔
1
Eiji KONDO
1
,
Daisuke MOMMA
1
1北海道大学病院スポーツ医学診療センター
キーワード:
中高年者
,
関節温存手術
,
膝前十字靱帯(ACL)再建術
,
高位脛骨骨切り術(HTO)
Keyword:
中高年者
,
関節温存手術
,
膝前十字靱帯(ACL)再建術
,
高位脛骨骨切り術(HTO)
pp.834-836
発行日 2022年5月21日
Published Date 2022/5/21
DOI https://doi.org/10.32118/ayu28108834
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近年,健康寿命の延長やスポーツの普及に伴い,スポーツ復帰を希望する中高年者が増加している.本稿では,中高年者に対する膝前十字靱帯(ACL)再建術および高位脛骨骨切り術(HTO)の臨床成績を紹介する.①ACL再建術:ACL再建術を行った96膝を40歳以上の40膝(中高年群)と40歳未満の56膝(若年群)に分け,術後2年後に評価した.中高年者に対するACL再建術の短期成績は,若年者と同様に良好であった.②HTO:症例は,内側楔状開大式HTOを行った85膝である.年齢は平均62歳であった.術後3~7年に評価を行った.自転車,登山,スキー,ゴルフなどに復帰を希望した症例は術後平均9カ月でスポーツに復帰した.中高年者に対するHTO後の中期成績は良好であった.
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