Japanese
English
特集 免疫系の概日リズム
体内時計による関節リウマチの制御
Role of the molecular clock in rheumatoid arthritis
吉田 幸祐
1
,
柱本 照
1
Kohsuke YOSHIDA
1
,
Akira HASHIRAMOTO
1
1神戸大学大学院保健学研究科臨床免疫学分野
キーワード:
関節リウマチ(RA)
,
関節炎
,
炎症性サイトカイン
,
時計遺伝子
Keyword:
関節リウマチ(RA)
,
関節炎
,
炎症性サイトカイン
,
時計遺伝子
pp.180-185
発行日 2022年4月9日
Published Date 2022/4/9
DOI https://doi.org/10.32118/ayu28102180
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関節リウマチ(RA)の症状のひとつに “朝の関節のこわばり” がある.この症状に先行するように,RAの増悪因子である炎症性サイトカインや自己抗体の産生量,好中球やリンパ球といった免疫担当細胞の細胞数などが,深夜から早朝にかけてそのピークを迎える.これらの制御機構の一部には概日リズムをつかさどる時計遺伝子が関与しており,RAの病態形成に重要な役割を果たしていると考えられてきた.今回,遺伝子改変マウスやRA患者由来の細胞を用いた研究から,RAにおける時計遺伝子の役割を考える.
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