Japanese
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TOPICS 腎臓内科学
新しいループス腎炎の組織学的分類の有用性と残された課題
Usefulness and remaining issues of a new histological classification of lupus nephritis
蜂矢 朝香
1
Asaka HACHIYA
1
1国立病院機構 名古屋医療センター腎臓内科
pp.1249-1250
発行日 2022年3月19日
Published Date 2022/3/19
DOI https://doi.org/10.32118/ayu280121249
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全身性エリテマトーデス(systemic lupus erythematosus:SLE)は免疫複合体の組織沈着による原因不明の全身性自己免疫性疾患で,若年女性に好発し,わが国でも軽症を含めると約10万人の患者がいるとされる1).SLE患者の約50%はループス腎炎(lupus nephritis:LN)を発症し,LN患者の約10%が末期腎不全に至るとされる2).LN患者において,低い治療反応性が予後不良因子とされており3),治療反応性が予測できる指標は臨床上重要である.LNの組織学的分類は2016年に改訂され4),筆者らはその有用性を検討し報告したので5),ここに紹介する.
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