Japanese
English
特集 ヒューマノイドロボットの医療分野での応用
対話型ヒューマノイドロボットの技術
Technologies for conversational humanoid robots
吉川 雄一郎
1
Yuuichiro YOSHIKAWA
1
1大阪大学大学院基礎工学研究科
キーワード:
人間型ロボット
,
ヒューマノイドロボット
,
対話
,
自閉症スペクトラム(ASD)
,
コミュニケーション支援
Keyword:
人間型ロボット
,
ヒューマノイドロボット
,
対話
,
自閉症スペクトラム(ASD)
,
コミュニケーション支援
pp.952-956
発行日 2021年9月11日
Published Date 2021/9/11
DOI https://doi.org/10.32118/ayu27811952
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
人の生活環境のなかで人と対話ができる人間型ロボット(いわゆるヒューマノイドロボット)の研究が盛んに行われており,ロボットが人とコミュニケーションする役割,とくにロボットを話しやすい対話相手として用いることに関する実証実験が進められている.医学の分野でも同様に,患者や医療従事者の精神面に配慮した対話機会を提供することなど,人間型ロボットを用いる潜在的なニーズがあると考えられる.とくに現状の技術では,人間が人間と対話するときと同等の適応性をロボットに期待することはできないが,逆にいえば,予定していた反応を患者の感情状態に左右されず,場合によっては繰り返し,生成し続けることについては,むしろロボットに分がある可能性がある.そこで本稿では,筆者らの研究グループでの取り組みを例にあげながら,人間型ロボットの対話技術の動向を概説する.
Copyright © 2021 Ishiyaku Pub,Inc. All Rights Reserved.