特集 脳腸相関UPDATE-疾患の予防と健康長寿のための食・栄養・腸環境
(Part3)脳腸相関と食・栄養 消化管の味覚センサー(味覚受容体)
石田 雄介
1
1東北医科薬科大学 医学部組織解剖学
キーワード:
腸クロム親和性細胞
,
味覚
,
味蕾
,
Serotonin 5-HT3 Receptors
,
脳-腸軸
,
うま味
,
苦味
,
辛味
,
舌乳頭
,
内臓感覚
Keyword:
Enterochromaffin Cells
,
Brain-Gut Axis
,
Taste
,
Taste Buds
,
Receptors, Serotonin, 5-HT3
pp.910-916
発行日 2023年5月25日
Published Date 2023/5/25
DOI https://doi.org/10.32118/J01532.2023220968
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<Key Point>・味覚センサー(味覚受容体)は消化管にも存在している.・味覚と内臓感覚は解剖学的にも組織学的にも似ている.・苦味受容体T2Rsが存在するのは主に消化管の上皮内に存在するEC細胞で,これは管腔のirritants(刺激物)をセンシングしている.・味覚受容体は求心性の感覚神経を介して,腸から脳へ情報を伝えるという脳腸相関の重要な役割の一部を担っている.
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