特集 肝疾患エキスパートブック 栄養管理に活かすための最新情報
(Part 5)ウイルス性慢性肝疾患 非代償性肝硬変に対する抗ウイルス治療の効果
厚川 正則
1
,
近藤 千紗
1日本医科大学附属病院 消化器・肝臓内科
キーワード:
肝硬変
,
治療成績
,
Velpatasvir
,
Sofosbuvir-Velpatasvir
Keyword:
Treatment Outcome
,
Liver Cirrhosis
,
Sofosbuvir-velpatasvir Drug Combination
,
Velpatasvir
pp.612-617
発行日 2021年9月25日
Published Date 2021/9/25
DOI https://doi.org/10.32118/J01532.2022003486
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<Key Point>・本邦では2014年からインターフェロンを使用しない内服薬のみの治療法が認可され、C型慢性肝炎の多くの症例でウイルス排除が期待できるようになった。・インターフェロンフリーとなったことで有害事象の頻度が減少し、従来治療導入が困難であった症例も治療可能となった。・2019年に、これまで治療適応とされなかった非代償性肝硬変症例も抗ウイルス療法が可能となった。・非代償性肝硬変症例に対する治療においても高い奏効率が得られ、中長期的な肝予備能改善効果が期待できる。
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