ウイルス肝炎診療の最前線と今後の展開 日常臨床のポイントと知っておきたい最新情報 ウイルス肝炎における日常診療のポイント
ウイルス性慢性肝炎肝硬変における日常管理のポイント
榎本 平之
1
,
西口 修平
1兵庫医科大学 内科学肝胆膵科
キーワード:
肝炎-ウイルス性-ヒト
,
肝炎-慢性
,
肝硬変
,
感染
,
食事
,
食道胃静脈瘤
,
身体運動
,
浮腫
,
脳疾患
,
腹水症
,
生活指導
Keyword:
Ascites
,
Brain Diseases
,
Diet
,
Edema
,
Esophageal and Gastric Varices
,
Hepatitis, Chronic
,
Hepatitis, Viral, Human
,
Infection
,
Liver Cirrhosis
,
Exercise
pp.647-650
発行日 2014年4月1日
Published Date 2014/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2014127382
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
ウイルス性慢性肝炎肝硬変の生活指導においては,かつて肝疾患患者に対する一般的な生活指導であった安静高カロリー高蛋白食は必ずしも推奨されなくなっており,個々の症例の病態に応じた管理を行わねばならない.すなわち,肝予備能や合併症の有無を十分に把握しての対応が求められており,とくに非代償性肝硬変では厳格な管理が必要となる.また,ウイルス性肝疾患を肝細胞がん発症の高リスク群と認識しての定期的なサーベイランス,あるいは感染症としての観点に基づく感染予防への配慮も重要である.
©Nankodo Co., Ltd., 2014