肝臓を診る-肝臓病のキモ 肝不全・肝硬変・肝細胞がん
肝硬変 代償性肝硬変を中心に 慢性肝炎とどう違うのか?
高村 昌昭
1
,
寺井 崇二
1新潟大学 大学院医歯学総合研究科消化器内科学分野
キーワード:
生物学的マーカー
,
肝炎-慢性
,
肝硬変
,
生検
,
重症度指標
,
肝線維症
,
組織弾性イメージング
,
Mac-2-Binding Protein
Keyword:
Biopsy
,
Hepatitis, Chronic
,
Liver Cirrhosis
,
Liver Cirrhosis
,
Severity of Illness Index
,
Biomarkers
,
Elasticity Imaging Techniques
,
TAA90K Protein, Human
pp.1169-1171
発行日 2017年6月1日
Published Date 2017/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2017264379
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肝硬変は慢性進行性肝疾患の終末像であり,組織学的に規定された概念である.本邦の原因としては,B型・C型肝炎ウイルスが多い.肝硬変は機能的に代償性と非代償性に分類され,代償性では特徴的な自覚症状はない.診断は非侵襲的な診断法を組み合わせて総合的に行われ,線維化診断目的の肝生検は行われなくなりつつある.重症度分類はChild-Pugh分類がある.2016年4月より,身体障害者手帳交付の対象がGrade CからBまで拡大した.
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