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DOHaD(Developmental Origins of Health and Disease)とは? -胎児期の環境が成人期以降の疾患リスクに影響する
山田 宏哉
1
1藤田医科大学 医学部医学科衛生学
キーワード:
Diethylstilbestrol
,
栄養状態
,
血統
,
飢餓
,
ストレス
,
胎児疾患
,
糖尿病
,
肥満
,
有害物質
,
リスク
,
母性曝露
,
エピジェネティックプロセス
,
妊娠期栄養生理学的現象
,
ストレスホルモン
Keyword:
Hazardous Substances
,
Diabetes Mellitus
,
Diethylstilbestrol
,
Maternal Exposure
,
Fetal Diseases
,
Obesity
,
Pedigree
,
Nutritional Status
,
Starvation
,
Risk
,
Epigenesis, Genetic
,
Prenatal Nutritional Physiological Phenomena
pp.1190-1192
発行日 2021年11月15日
Published Date 2021/11/15
DOI https://doi.org/10.32118/J01436.2022017313
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<要点>・胎生期や授乳期といった幼少期における環境が、後の疾患発症とかかわることが示され、これはDOHaD(ドーハッド)とよばれている。・DOHaDのメカニズムとして、DNAの塩基配列に依存しない遺伝子機能の変化(エピジェネティクス)が考えられる。・DOHaDの解明は肥満や生活習慣病リスクをもつ体質診断につながり、その発症を未然に防ぐ先制医療の実現へとつながる。
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