特集 小児の皮膚疾患カラーアトラス
図譜
小児の先天性皮膚疾患
馬場 直子
pp.23-31
発行日 2025年12月15日
Published Date 2025/12/15
DOI https://doi.org/10.24733/pd.0000004347
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小児の先天性皮膚疾患は,出生直後に現れるものが多いが,乳児血管腫などのように生後しばらくしてから現れ,その後増大するものや,自然消褪するものもある.また将来増大したり,腫瘍化したりするものもあり,自然経過を知っておかなければならない.また,目の前の病変が皮膚だけにとどまらず,神経系,筋骨格系,内臓などの皮膚以外の臓器に合併症を伴う可能性があるかどうかを知っておき,専門家の併診を仰ぐことも大切である.さらに,治療を要する場合,レーザー治療のように,乳児期に行うほど治療に対する反応が良好なため早期治療を勧めるべきなのか,母斑切除術のように,大至急全身麻酔下で行わなくても,小学生になってから局所麻酔で負担を少なく行うほうがよい場合もあり,患児にとってもっとも適切と思われる時期を的確に判断することも大切である.

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