進行期乳房外Paget病に対するドセタキセル単剤療法の有効性に関する多施設共同前向きレジストリ研究

Multicenter study of docetaxel monotherapy efficacy in advanced extramammary Paget's disease : a prospective registry-based analysis

●乳房外Paget病はまれな皮膚悪性腫瘍であり，進行期症例に対する化学療法の有効性の報告は，そのほとんどが後方視的研究に基づいている．

●本研究は，進行期乳房外Paget病に対するドセタキセル単剤療法の有効性を示した初めての前向きレジストリ研究である．

●ドセタキセル単剤療法の奏効率は，36.4％［95％信頼区間：15.0，64.8］であった．

●今後，前向きレジストリ研究が推進されることによって，乳房外Paget病における治療エビデンスの向上が期待される．

（「ポイント」より）