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Practical Dermatology Volume 45, Issue 8 （August 2023）

皮膚病診療 45巻8号（2023年8月発行）

Japanese English

特集汗と関連する皮膚病～診断の技量を磨く～

臨床例

免疫グロブリン大量静注療法に伴い汗疱を繰り返した例 A case of recurrent pompholyx caused by intravenous immunoglobulin therapy 角田美鈴 ¹ , 竹内紗規子 ¹ , 江原佳恵 ¹ , 伏間江貴之 ¹ , 角田梨沙 ¹ , 森本亜里 ¹ , 天谷雅行 ¹ , 大内健嗣 ¹ Misuzu Tsunoda ¹ , Sakiko Takeuchi ¹ , Yoshie Ehara ¹ , Takayuki Fusumae ¹ , Lisa Kakuta ¹ , Ari Morimoto ¹ , Masayuki Amagai ¹ , Takeshi Ouchi ¹ ¹慶應義塾大学医学部皮膚科学教室 ¹Department of Dermatology, Keio University School of Medicine キーワード：汗疱 , 免疫グロブリン大量静注（IVIG） , 慢性炎症性脱髄性多発神経炎（CIDP） , 掌蹠 Keyword: 汗疱 , 免疫グロブリン大量静注（IVIG） , 慢性炎症性脱髄性多発神経炎（CIDP） , 掌蹠 pp.728-731

発行日 2023年8月1日 Published Date 2023/8/1

DOI https://doi.org/10.24733/pd.0000003471

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Abstract 文献概要
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参考文献 Reference

・慢性炎症性脱髄性多発神経炎（chronic inflammatory demyelinating polyneuropathy：CIDP）患者に免疫グロブリン大量静注（intravenousimmunoglobulin：IVIG）投与を繰り返すたびに汗疱の出現を認め，2回目の投与では汗疱出現までの期間が短縮し，足底の皮疹範囲は拡大した．

・少量のステロイド内服下で3回目のIVIGを投与したところ，汗疱の出現範囲はステロイド内服前よりも縮小し，より早く治癒した．

・IVIGによる汗疱の症状が外用薬でコントロールできない場合，少量のステロイド内服を併用することで，原疾患に対するIVIG治療を継続しうる．

（「症例のポイント」より）