Japanese
English
特集 扁平苔癬と類縁疾患
Topics
扁平苔癬型薬疹~最近の動向~
Lichenoid drug eruption up-to-date
渡邉 裕子
1
,
山口 由衣
1
Yuko Watanabe
1
,
Yukie Yamaguchi
1
1横浜市立大学大学院医学研究科環境免疫病態皮膚科学教室
1Department of Environmental Immuno-Dermatology, Yokohama City University Graduate School of Medicine
キーワード:
扁平苔癬型薬疹
,
免疫チェックポイント阻害薬
,
抗PD-1/PD-L1抗体
,
生物学的製剤
,
TNF-α阻害薬
Keyword:
扁平苔癬型薬疹
,
免疫チェックポイント阻害薬
,
抗PD-1/PD-L1抗体
,
生物学的製剤
,
TNF-α阻害薬
pp.874-880
発行日 2022年10月1日
Published Date 2022/10/1
DOI https://doi.org/10.24733/pd.0000003041
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●抗PD-1/PD-L1抗体やTNF-α阻害薬などの新規薬剤による扁平苔癬型薬疹(lichenoid drug eruption:LDE)の報告が増加している.
●抗programmed death-1(PD-1)/programmed death ligand-1(PD-L1)抗体では,重症・難治な扁平苔癬型薬疹がみられることがあり,適切な治療介入が重要である.
●近年では,新型コロナウィルス感染症のワクチンやDPP-4阻害薬による扁平苔癬型薬疹の報告が散見される.
●免疫チェックポイント阻害薬による皮膚障害は臨床型により発症時期が異なり,扁平苔癬型薬疹は平均7~12週に生じることが多い.
(「ポイント」より)
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