Japanese
English
特集 手足の皮膚病
臨床例
関節リウマチの症状増悪に伴い出現したBywaters' lesions
Bywaters' lesions following exacerbation of rheumatoid arthritis
田村 佳奈
1
,
角田 梨沙
1
,
金子 祐子
2
,
天谷 雅行
1
,
谷川 瑛子
1
Kana Tamura
1
,
Risa Kakuta
1
,
Yuko Kaneko
2
,
Masayuki Amagai
1
,
Akiko Tanikawa
1
1慶應義塾大学医学部皮膚科学教室
2慶應義塾大学リウマチ・膠原病内科学教室
1Department of Dermatology, Keio University School of Medicine
2Division of Rheumatology Department of Internal Medicine, Keio University School of Medicine
キーワード:
悪性関節リウマチ
,
難治性関節リウマチ
,
Bywaters' lesions
Keyword:
悪性関節リウマチ
,
難治性関節リウマチ
,
Bywaters' lesions
pp.604-607
発行日 2022年7月1日
Published Date 2022/7/1
DOI https://doi.org/10.24733/pd.0000002967
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・各種治療に抵抗性の30年来の関節リウマチの患者に,手指爪囲の紫斑や血疱が出現し,病理組織像で真皮小血管の閉塞像が確認されたことからBywaters’ lesions(BL)と診断した.
・治療経過中,関節リウマチの血清抗体価上昇および関節症状・関節外症状の出現など関節リウマチが増悪するたびにBLが出現する傾向がみられた.
・関節リウマチ患者においてBLを認めた際には,病勢増悪や血管炎を疑わせる症状の有無に注意して,慎重に経過を追うことが大切である.
(「症例のポイント」より)
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