Japanese
English
特集 脱毛症
治療
円形脱毛症の病態・治療アップデート
Update of the pathophysiology and treatment of alopecia areata
早川 怜那
1
,
大山 学
1
Reina Hayakawa
1
,
Manabu Ohyama
1
1杏林大学医学部皮膚科学教室
1Department of Dermatology, Kyorin University Faculty of Medicine
キーワード:
円形脱毛症
,
自己免疫
,
発症誘因
,
治療
,
点滴静注ステロイドパルス療法
Keyword:
円形脱毛症
,
自己免疫
,
発症誘因
,
治療
,
点滴静注ステロイドパルス療法
pp.872-881
発行日 2021年10月1日
Published Date 2021/10/1
DOI https://doi.org/10.24733/pd.0000002620
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●円形脱毛症(alopecia areata:AA)は,比較的頻度が高く,成長期毛包の毛球部を主たる標的とした自己免疫疾患と考えられており,病型・病態により治療の選択および反応性が異なる.
●近年,集積された症例データ・検体を用いた遺伝学的,免疫学的解析により疾患に感受性の高い遺伝子,難治例におけるサイトカインバランスなどが明らかになりつつある.
●これまで米国食品医薬品局(U.S. Food & Drug Administration:FDA)に承認されたエビデンスレベルの高い治療はなかったが,研究で得られた知見に基づく既存治療の最適化,病態に直接的に作用する新規薬剤の開発が進んでいる.
(「ポイント」より)
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