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増刊号特集 最近のトピックス2018 Clinical Dermatology 2018
2.皮膚疾患の病態
円形脱毛症の最新の病態メカニズム
Recent advances in the pathogenesis of alopecia areata
伊藤 泰介
1
Taisuke ITO
1
1浜松医科大学皮膚科
1Department of Dermatology, Hamamatsu University School of Medicine, Hamamatsu, Japan
キーワード:
円形脱毛症
,
immune privilege
,
NKG2D
,
Jak
,
genome-wide association studies
Keyword:
円形脱毛症
,
immune privilege
,
NKG2D
,
Jak
,
genome-wide association studies
pp.61-65
発行日 2018年4月10日
Published Date 2018/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412205383
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summary
円形脱毛症は病型が複数あり治療反応性も異なるためすべてのタイプを同じに考えて良いのか疑問は残るものの,急性期の円形脱毛症の病態理解は進みつつある.従来,円形脱毛症の治療は歴史的に行われてきた古典的な治療が現在に至るまで脈々と続き,また病態が不明瞭なことから,患者がさまざまな民間の施術や育毛剤などに振り回されている現実もある.今回,より病態を詳述し今後の治療ターゲットが何であるのかをより明確にすべく解説した.
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