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特集 真菌症2021
臨床例
Trichophyton rubrumによる深在性白癬の2例
Two cases of deep mycoses caused by Trichophyton rubrum
要石 就斗
1
,
阿部 教行
2
,
田邉 洋
3
Shuto Kanameishi
1
,
Noriyuki Abe
2
,
Hiroshi Tanabe
3
1京都大学医学部附属病院皮膚科
2天理よろづ相談所病院臨床検査部
3天理よろづ相談所病院皮膚科
1Department of Dermatology, Kyoto University Hospital
2Department of Clinical Laboratory, Tenri Hospital
3Department of Dermatology, Tenri Hospital
キーワード:
Trichophyton rubrum
,
深在性白癬
,
質量分析装置
Keyword:
Trichophyton rubrum
,
深在性白癬
,
質量分析装置
pp.712-716
発行日 2021年8月1日
Published Date 2021/8/1
DOI https://doi.org/10.24733/pd.0000002572
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・免疫抑制薬・免疫チェックポイント阻害薬使用中に生じた深在性白癬の2例を経験し,形態学的,分子生物学的同定によりTrichophyton(T.)rubrumが原因菌と同定した.
・白癬は皮膚科臨床ではありふれた感染症であるが,真皮以深での病変を形成する深在性白癬は極めてまれである.
・宿主免疫の低下に関連することが多く,適切な治療,予防法の選択や,病因探索の一助として菌種同定が重要である.
(「症例のポイント」より)
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