Japanese
English
特集 医療現場における皮膚障害
臨床例
留置針外套カテーテルによる接触皮膚炎があり,母乳パッドでフレアアップを生じた例
A case of contact dermatitis caused by an intravascular indwelling catheter with flare-up due to using breast milk pad
岡林 綾
1
,
中川 浩一
2
,
加藤 敦子
3
Aya Okabayashi
1
,
Koichi Nakagawa
2
,
Astuko Kato
3
1和泉市立総合医療センター皮膚科
2大阪府済生会富田林病院皮膚科
3大阪回生病院皮膚科
1Department of Dermatology, Izumi-City General Hospital
2Department of Dermatology, Osaka-fu Saiseikai Tondabayashi Hospital
3Department of Dermatology, Osaka Kaisei Hospital
キーワード:
接触皮膚炎
,
留置針
,
母乳パッド
,
ポリウレタン
Keyword:
接触皮膚炎
,
留置針
,
母乳パッド
,
ポリウレタン
pp.230-233
発行日 2020年3月1日
Published Date 2020/3/1
DOI https://doi.org/10.24733/pd.0000001968
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・留置針外套カテーテル刺入部に一致して前腕に紅色丘疹が生じた.その後,母乳パッドで乳房に接触皮膚炎をおこした際に,前腕の紅色丘疹周囲にフレアアップ現象を生じた.
・留置針外套カテーテルと母乳パッドの成分は,ポリウレタンが共通していた.
・各製品とポリウレタンのパッチテストは陰性だったが,留置針外套カテーテルと母乳パッドの共通成分による接触皮膚炎(おそらくポリウレタン関連成分による)と推測した.
(「症例のポイント」より)
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