Japanese
English
特集 医療現場における皮膚障害
臨床例
冠動脈ステント留置後に生じたコバルトによる全身型金属アレルギー
A case of systemic metal allergy by cobalt developed after coronary artery stents placement
西川 陽太郎
1
,
久保 環
1
,
津守 伸一郎
2
,
天野 正宏
1
Yotaro Nishikawa
1
,
Tamaki Kubo
1
,
Shinichiro Tsumori
2
,
Masahiro Amano
1
1宮崎大学医学部感覚運動医学講座皮膚科学分野
2古賀総合病院皮膚科
1Department of Dermatology, Faculty of Medicine, University of Miyazaki
2Department of Dermatology, Koga General Hospital
キーワード:
全身型金属アレルギー
,
全身性接触皮膚炎
,
冠動脈ステント
,
コバルト
,
ビタミンB12
Keyword:
全身型金属アレルギー
,
全身性接触皮膚炎
,
冠動脈ステント
,
コバルト
,
ビタミンB12
pp.234-237
発行日 2020年3月1日
Published Date 2020/3/1
DOI https://doi.org/10.24733/pd.0000001969
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
・冠動脈ステントによる感作が疑われた全身型金属アレルギーの1例を経験した.
・皮疹出現の約1カ月前に冠動脈ステントを留置した.
・コバルト含有薬剤のメコバラミン内服中止により皮疹は著明に改善した.
・難治性の皮疹では全身型金属アレルギーを考慮し,ステントを含む金属含有デバイス留置歴を確認することが重要である.
(「症例のポイント」より)
Copyright © 2020, KYOWA KIKAKU Ltd. All rights reserved.