特集 外陰部・肛囲の皮膚病(男性)
臨床例
エトレチナート内服が奏効した尖圭コンジローマ
三浦 由宏
1
,
三浦 國輝
1
1三浦皮膚科医院
キーワード:
尖圭コンジローマ
,
内服治療
,
エトレチナート
Keyword:
尖圭コンジローマ
,
内服治療
,
エトレチナート
pp.1015-1018
発行日 2018年10月1日
Published Date 2018/10/1
DOI https://doi.org/10.24733/pd.0000000230
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・ 陰茎(包皮,冠状溝,亀頭部)に多発した尖圭コンジローマを経験した.・ 凍結治療とヨクイニン内服を4カ月間施行したが,まったく改善しなかった.・ エトレチナート内服(20 mg/日)治療を行ったところ,3カ月間で消失した.・ 通常の疣贅治療が無効で,QOLを著しく侵している症例については効果が期待できるが,適用外使用であることと,催奇形性という重大な副作用があることから,慎重に行うべき治療である.(「症例のポイント」より)
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