特集 細菌感染症
臨床例
小範囲デブリードマンで治療可能であった壊死性筋膜炎─5年間7例の治療経験より─
齋藤 健太
1
,
岩田 洋平
1
,
小林 束
1
,
有馬 豪
1
,
小寺 雅也
2
,
杉浦 一充
1
1藤田保健衛生大学医学部皮膚科学講座
2地域医療機能推進機構中京病院皮膚科
キーワード:
壊死性筋膜炎
,
小範囲デブリードマン
,
LRINEC スコ
,
亜急性型
Keyword:
壊死性筋膜炎
,
小範囲デブリードマン
,
LRINEC スコ
,
亜急性型
pp.703-706
発行日 2018年7月1日
Published Date 2018/7/1
DOI https://doi.org/10.24733/pd.0000000140
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<症例のポイント>・ 壊死性筋膜炎の病型は劇症型と亜急性型に分かれ,臨床経過や生命予後が大きく異なる.・ 壊死性筋膜炎の初期治療は広範囲デブリードマンが一般的だが,亜急性型では小範囲デブリードマンでも治療可能な症例が存在する.・ 広範囲デブリードマンは手術侵襲も大きいため,全例に適応するのではなく,患者の全身状態,重症度を評価しデブリードマンの範囲を決定することが望まれる.
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