特集 細菌感染症
臨床例
持続勃起症を契機に発見されたフルニエ壊疽
加藤 卓浩
1
,
飯野 志郎
1
,
宇都宮 慧
1
,
小泉 遼
1
,
尾山 徳孝
1
,
長谷川 稔
1
1福井大学医学部医学科感覚運動医学講座皮膚科学
キーワード:
フルニエ壊疽
,
持続勃起症
,
壊死性軟部組織感染症
,
下半身麻痺
,
坐骨部褥瘡
Keyword:
フルニエ壊疽
,
持続勃起症
,
壊死性軟部組織感染症
,
下半身麻痺
,
坐骨部褥瘡
pp.699-702
発行日 2018年7月1日
Published Date 2018/7/1
DOI https://doi.org/10.24733/pd.0000000139
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<症例のポイント>・ 脊髄損傷による坐骨部褥瘡から生じたフルニエ壊疽の1例を経験した.・ 感覚麻痺のため,局所の症状自覚がなく,持続勃起症(以下,CP)を契機に発見された.・ デブリードマン,広域抗菌薬の全身投与,免疫グロブリン製剤,血液浄化療法の集学的な治療が奏効し,急性期の救命を得られた.・ デブリードマン時に増設した人工肛門が,創部管理に有用であった.
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