特集 色素沈着を伴う皮膚病
臨床例
下腿に生じた環状扁平苔癬
髙橋 美咲
1
,
渡邊 恒輔
1
,
山口 加奈
1
,
長﨑 沙織
1
,
新山 史朗
1
,
福田 英嗣
1
1東邦大学医療センター大橋病院皮膚科学教室
キーワード：
環状扁平苔癬
,
扁平苔癬
,
発汗異常
,
ダーモスコピー
,
下肢
Keyword:
環状扁平苔癬
,
扁平苔癬
,
発汗異常
,
ダーモスコピー
,
下肢
pp.595-598
発行日 2018年6月1日
Published Date 2018/6/1
DOI https://doi.org/10.24733/pd.0000000109
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＜症例のポイント＞・ 環状扁平苔癬は比較的まれな病型で，自験例は小丘疹の中央が陥凹し，遠心性に拡大するring-formed papule型であった．・ ダーモスコピー所見では，堤防状隆起部は白色調，その外側は淡紅色調で線状ないし点状血管があり，中央部は褐色dotsを認めた．・ 自験例は夏に症状が出現し冬に軽快すること，皮疹が汗管周囲に出現していたことから，発汗異常が発症に関与したと推察した．
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