特集 足趾の皮膚病
臨床例
完全消褪したinfantile digital fibromatosis
矢野 有紗
1
,
橋川 恵子
,
大畑 千佳
,
小野 文武
,
名嘉眞 武国
1久留米大学 医学部皮膚科学教室
キーワード:
自然寛解
,
鑑別診断
,
生検
,
足指
,
経口投与
,
皮膚疾患-足部
,
膀胱炎
,
Tranilast
,
Infantile Digital Fibromatosis
Keyword:
Administration, Oral
,
Biopsy
,
Diagnosis, Differential
,
Cystitis
,
Foot Dermatoses
,
Remission, Spontaneous
,
Toes
,
Tranilast
pp.381-384
発行日 2018年4月1日
Published Date 2018/4/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2018219075
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<症例のポイント>・生後4ヵ月ごろより足趾に出現し、多発・増大する乳児指趾線維腫症infantile digital fibromatosis(以下、IDF)を経験した。・IDFは病理組織学的に紡錘形腫瘍細胞と類円形の好酸性封入体を認めることが特徴である。・機能障害がないことから経過観察とし、完全消褪という良好な結果を得た。・IDFはまれな疾患だが、自然消褪しうることを理解しておく必要がある。
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