特集 足趾の皮膚病
臨床例
右小趾に生じたverrucous carcinoma
中井 一花
1
,
渡邉 奈津子
,
吉岡 啓子
1大阪市立大学 大学院医学研究科皮膚病態学
キーワード:
鑑別診断
,
生検
,
足指
,
腫瘍抑制タンパク質p53
,
皮膚疾患-足部
,
皮膚腫瘍
,
免疫組織化学
,
いぼ状癌
,
足部潰瘍
Keyword:
Biopsy
,
Diagnosis, Differential
,
Foot Dermatoses
,
Immunohistochemistry
,
Skin Neoplasms
,
Toes
,
Foot Ulcer
,
Tumor Suppressor Protein p53
,
Carcinoma, Verrucous
pp.397-400
発行日 2018年4月1日
Published Date 2018/4/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2018219079
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<症例のポイント>・右小趾に生じたverrucous carcinoma(以下、VC)の1例を経験した。・2回の皮膚生検では明らかな悪性所見は認めなかった。・皮膚生検の部位は、病変部周囲の角化部や皮膚潰瘍周囲よりも病変の深部を選択し、H-E染色のみで確定診断に至らず診断に苦慮する場合は、細胞増殖活性マーカーp53の発現を確認することがVCの早期診断の一助になりうると考えた。
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