特集 代謝性疾患と皮膚病
臨床例
糖尿病患者に生じた癰の2症例
高橋 美咲
1
,
中西 静佳
,
荒尾 和哉
,
福田 英嗣
1東邦大学医療センター大橋病院 皮膚科
キーワード:
Cefazolin
,
ドレナージ
,
Staphylococcus aureus
,
デブリードマン
,
背部
,
よう
,
細菌培養
,
Doripenem
,
糖尿病性合併症
,
胸部CT
Keyword:
Carbuncle
,
Back
,
Debridement
,
Cefazolin
,
Drainage
,
Staphylococcus aureus
,
Diabetes Complications
,
Doripenem
pp.621-624
発行日 2017年6月1日
Published Date 2017/6/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2017263809
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<症例のポイント>糖尿病患者はさまざまな感染症(真菌感染症、ウイルス感染症、細菌感染症など)に罹患しやすく、しばしばこれらの感染症の重症化や治癒の遷延化がみられる。糖尿病患者は感染症自体がインスリン抵抗性亢進を惹起し、さらなる糖尿病の悪化を招くといった悪循環に陥ることがある。今回われわれは、血糖コントロール不良の糖尿病患者に生じた背部の癰の2例を経験したので報告する。
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