特集 痛みを伴う皮膚病
臨床例
特異な臨床像を呈した右前腕グロムス腫瘍
馬場 加那子
1
,
関東 裕美
,
中村 元泰
,
赤芝 知己
,
石河 晃
1東邦大学 医学部皮膚科学教室
キーワード:
グロムス腫瘍
,
血管腫
,
神経線維腫
,
鑑別診断
,
超音波診断
,
前腕
,
皮膚腫瘍
,
免疫組織化学
,
血管筋腫
,
ACTA2 Protein
,
圧痛
Keyword:
Diagnosis, Differential
,
Forearm
,
Glomus Tumor
,
Hemangioma
,
Immunohistochemistry
,
Neurofibroma
,
Skin Neoplasms
,
Ultrasonography
,
Angiomyoma
,
ACTA2 Protein, Human
pp.397-400
発行日 2017年4月1日
Published Date 2017/4/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2017188331
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<症例のポイント>グロムス腫瘍は動静脈吻合装置に由来する良性軟部腫瘍であり、手指爪下を好発部位とするが自験例は右前腕に出現した。通常1cm程度までの暗紫紅色結節で著明な圧痛を有するが、自験例は圧するとヘルニア様に平坦化する臨床像を呈した点が特異であった。
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