特集 嚢腫
臨床例
耳介に生じたangiomyolipomaとその超音波所見
東田 理恵
1
,
中川 浩一
,
田口 麻莉
,
岡林 綾
,
清水 奈美
1大阪府済生会富田林病院 皮膚科
キーワード:
耳腫瘍
,
脂肪腫
,
鑑別診断
,
皮膚腫瘍
,
表皮嚢胞
,
免疫組織化学
,
血管筋脂肪腫
,
血管筋腫
,
血管脂肪腫
,
カラーDoppler超音波診断
,
毛母腫
,
耳介
,
皮膚外科
Keyword:
Diagnosis, Differential
,
Epidermal Cyst
,
Ear Neoplasms
,
Immunohistochemistry
,
Lipoma
,
Skin Neoplasms
,
Ultrasonography, Doppler, Color
,
Angiolipoma
,
Angiomyolipoma
,
Angiomyoma
,
Pilomatrixoma
,
Ear Auricle
,
Dermatologic Surgical Procedures
pp.1213-1216
発行日 2016年12月1日
Published Date 2016/12/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2017083389
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<症例のポイント>耳介に生じたAngiomyolipoma(以下、AML)を報告した。AMLは表面平滑な弾性軟の皮下腫瘤を呈し、病理組織学的には平滑筋、血管、成熟した脂肪細胞から構成される過誤腫と考えられている。自験例では超音波検査を行ったが、境界明瞭な楕円形の皮下結節を認め、後方エコーの増強が観察された。内部は均一で低エコーを示した。カラードプラエコーでは比較的豊富な血流シグナルがみられた。過去にも同様の超音波所見の報告が1例あり、AMLの特異的所見となる可能性が示唆された。
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