特集 嚢腫
臨床例
下腿に生じたcystic eccrine spiradenoma
森山 ゆうき
1
,
橋本 由起
,
小原 芙美子
,
関東 裕美
,
石河 晃
1東邦大学医療センター大森病院 皮膚科
キーワード:
汗腺腫
,
汗腺腫瘍
,
鑑別診断
,
皮膚疾患-下肢
,
表皮嚢胞
,
免疫組織化学
,
血管筋腫
,
Keratin-7
,
皮膚外科
,
TP63 Protein
Keyword:
Diagnosis, Differential
,
Epidermal Cyst
,
Adenoma, Sweat Gland
,
Immunohistochemistry
,
Leg Dermatoses
,
Sweat Gland Neoplasms
,
Angiomyoma
,
Keratin-7
,
Dermatologic Surgical Procedures
,
TP63 Protein, Human
pp.1189-1192
発行日 2016年12月1日
Published Date 2016/12/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2017083383
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<症例のポイント>eccrine spiradenomaは良性の汗腺腫瘍で、自発痛や圧痛を伴うことが特徴である。eccrine spiradenomaは嚢腫を形成することがあり、cystic eccrine spiradenomaとして報告されている。自験例の腫瘍内部は充実性の胞巣と多房性の嚢腫構造を呈していた。腫瘍細胞は大型で明調な細胞と小型で暗調な細胞の2種類から構成されていた。免疫組織化学染色所見では、大型の腫瘍細胞はCK7陽性、小型の腫瘍細胞はp63陽性であった。
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