特集 筋膜・皮下組織の疾患
臨床例
腱鞘巨細胞腫
山岡 華児
1
,
近藤 章生
,
馬渕 智生
1東海大学 医学部専門診療学系皮膚科学
キーワード:
ガングリオン
,
神経鞘腫
,
鑑別診断
,
超音波診断
,
線維腫
,
皮膚疾患-手部
,
皮膚腫瘍
,
血管筋腫
,
皮膚外科
,
腱鞘巨細胞腫
Keyword:
Giant Cell Tumor of Tendon Sheath
,
Diagnosis, Differential
,
Fibroma
,
Hand Dermatoses
,
Neurilemmoma
,
Skin Neoplasms
,
Ultrasonography
,
Angiomyoma
,
Ganglion Cysts
,
Dermatologic Surgical Procedures
pp.69-72
発行日 2016年1月1日
Published Date 2016/1/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2016108443
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
<症例のポイント>腱鞘巨細胞腫は滑膜由来の良性腫瘍とされているが、その他の発症機序として外傷による肉芽腫性炎症や脂質代謝異常などがあげられる。整形外科領域では手の皮下腫瘤としてはまれな疾患ではないが、皮膚科でも診察することがあり、血管平滑筋腫や神経鞘腫など、痛みを伴う疾患とともに、四肢末梢の圧痛を伴う腫瘍の鑑別として念頭におく必要がある。
Copyright© 2016 KYOWA KIKAKU Ltd. all rights reserved.