特集 再発する皮膚病
臨床例
再燃を繰り返した不全型DIHS
菊地 彩音
1
,
石田 修一
,
渡邊 友也
,
宮川 まみ
,
大川 智子
,
相原 道子
1横浜市立大学 医学部皮膚科学教室
キーワード:
Carbamazepine
,
Dexamethasone
,
Prednisolone
,
再発
,
鑑別診断
,
生検
,
てんかん
,
皮膚疾患-ウイルス性
,
外国人
,
アメリカ
,
薬剤性過敏症症候群
Keyword:
Carbamazepine
,
Biopsy
,
Diagnosis, Differential
,
Dexamethasone
,
Epilepsy
,
Prednisolone
,
Recurrence
,
United States
,
Skin Diseases, Viral
,
Drug Hypersensitivity Syndrome
pp.857-860
発行日 2015年9月1日
Published Date 2015/9/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2016016681
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<症例のポイント>薬剤性過敏症症候群(drug-induced hypersensitivity syndrome:DIHS)は症状が遷延、再燃しやすいことが知られており、その原因としてhuman herpesvirus 6(HHV-6)をはじめとするウイルスの再活性化の関与が指摘されている。再燃や遷延を繰り返す症例では臓器障害がおこりやすく、慎重に治療を進めていく必要がある。今回われわれは、再燃を繰り返したにもかかわらず、HHV-6やEpstein-Barrウイルス(EBV)、サイトメガロウイルス(CMV)などのウイルスにおける再活性化を認めなかった症例を経験した。
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