特集 呼吸器と皮膚
臨床例
顔面の腫脹、呼吸困難から肺癌と診断された症例
中村 友紀
1
,
大黒 奈津子
,
福本 隆也
,
小林 信彦
,
浅田 秀夫
1奈良県立医科大学 皮膚科学教室
キーワード:
Carboplatin
,
顔面
,
腫瘍多剤併用療法
,
エリテマトーデス-全身性
,
呼吸困難
,
上大静脈症候群
,
鑑別診断
,
丹毒
,
皮膚筋炎
,
肺癌-非小細胞
,
Paclitaxel
,
腫脹
,
放射線化学療法
,
胸部CT
Keyword:
Antineoplastic Combined Chemotherapy Protocols
,
Carcinoma, Non-Small-Cell Lung
,
Diagnosis, Differential
,
Dermatomyositis
,
Face
,
Dyspnea
,
Erysipelas
,
Lupus Erythematosus, Systemic
,
Superior Vena Cava Syndrome
,
Carboplatin
,
Paclitaxel
,
Chemoradiotherapy
pp.585-588
発行日 2015年6月1日
Published Date 2015/6/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2015270416
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- サイト内被引用
<症例のポイント>顔面の腫脹と呼吸困難から、肺癌に伴う上大静脈症候群と診断した1例である。当初はインプラントのアレルギーと考えられたが、除去後も症状は軽快せず、種々の検査を行うも有意な所見を得られず診断に苦慮した。当科初診時の胸部X線像では異常所見はみられなかったが、胸部造影CT検査で上大静脈を全周性に覆う腫瘤性病変、上大静脈の狭窄、気管の圧迫を認め、診断に至った。
Copyright© 2015 KYOWA KIKAKU Ltd. all rights reserved.