特集 呼吸器と皮膚
臨床例
呼吸器疾患を合併し、環状紅斑を呈した持久性隆起性紅斑
中村 明博
1
,
住田 隼一
,
中尾 桃子
,
藤田 英樹
,
佐藤 伸一
1東京大学医学部附属病院 皮膚科・皮膚光線レーザー科
キーワード:
好酸球性多発血管炎性肉芽腫症
,
Dapsone
,
気道疾患
,
鑑別診断
,
経口投与
,
紅斑-環状
,
紅斑-持久性隆起性
Keyword:
Administration, Oral
,
Diagnosis, Differential
,
Dapsone
,
Respiratory Tract Diseases
,
Churg-Strauss Syndrome
,
Erythema Elevatum Diutinum
pp.569-572
発行日 2015年6月1日
Published Date 2015/6/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2015270412
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<症例のポイント>自験例は環状紅斑を呈した点が特徴的であったが、持久性隆起性紅斑(erythema elevatum diutinum、以下、EED)においては必ずしもまれではない。EEDでは基礎疾患として呼吸器疾患を合併することが多い。ジアフェニルスルホン(DDS)が著効するが、中止後の再燃が多いため、減量・中止は慎重に行う必要がある。
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