特集 呼吸器と皮膚
臨床例
肺癌が発見された上大静脈症候群
石川 真郷
1
,
山本 俊幸
1福島県立医科大学 皮膚科学教室
キーワード:
Cisplatin
,
肝臓疾患
,
気管支鏡法
,
腫瘍多剤併用療法
,
上大静脈症候群
,
鑑別診断
,
薬疹
,
Irinotecan
,
肺癌-小細胞
,
胸部CT
Keyword:
Antineoplastic Combined Chemotherapy Protocols
,
Bronchoscopy
,
Diagnosis, Differential
,
Cisplatin
,
Drug Eruptions
,
Liver Diseases
,
Superior Vena Cava Syndrome
,
Small Cell Lung Carcinoma
,
Irinotecan
pp.573-576
発行日 2015年6月1日
Published Date 2015/6/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2015270413
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<症例のポイント>顔面の浮腫と前胸部の表在静脈拡張という特徴的な症状から上大静脈症候群が疑われ、造影CTで肺小細胞癌が発見された症例を報告した。肺小細胞癌に対するCDDP+CPT-11療法(シスプラチン、イリノテカン)1クール終了後、顔面浮腫および表在静脈拡張は著明に改善した。上大静脈症候群は、原因の多くが肺癌をはじめとする悪性腫瘍であるため、デルマドロームとして認識すべき重要なサインと考える。
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