特集 接触皮膚炎
臨床例
ヒアレインミニ点眼液とミドリンP点眼液による接触皮膚炎
松立 吉弘
1
,
村尾 和俊
,
久保 宜明
1徳島大学 大学院医歯薬学研究部皮膚科学分野
キーワード:
Hyaluronic Acid
,
角膜疾患
,
眼球摘出術
,
紅斑
,
鑑別診断
,
前房出血
,
パッチテスト
,
点眼剤
,
光凝固
,
緑内障-血管新生
,
皮膚炎-アレルギー性接触
,
Alclometasone
,
Gatifloxacin
,
血清
,
眼内投与
,
Tropicamide-Phenylephrine
Keyword:
Diagnosis, Differential
,
Corneal Diseases
,
Erythema
,
Hyaluronic Acid
,
Hyphema
,
Light Coagulation
,
Ophthalmic Solutions
,
Patch Tests
,
Eye Enucleation
,
Glaucoma, Neovascular
,
Dermatitis, Allergic Contact
,
Serum
,
Administration, Ophthalmic
,
Alclometasone Dipropionate
,
Gatifloxacin
pp.475-478
発行日 2015年5月1日
Published Date 2015/5/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2015266464
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<症例のポイント>ヒアレインミニ点眼液とミドリンP点眼液による接触皮膚炎の1例を経験した。原因成分は、両点眼液に添加されていたε-アミノカプロン酸とミドリンPの主成分であるフェニレフリン塩酸塩であった。点眼薬による接触皮膚炎では、複数の成分が原因である可能性があり、成分パッチテストによる原因の特定が重要である。先発医薬品と後発医薬品で含有する添加物が異なる場合があるため、点眼薬を変更する際には、添付文書をよく確認する必要がある。
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