特集 接触皮膚炎
臨床例
クロラムフェニコールによる接触皮膚炎の2例
山崎 菜央
1
,
志村 智恵子
,
片桐 一元
1獨協医科大学附属越谷病院 皮膚科
キーワード:
Betamethasone
,
Chloramphenicol
,
熱傷
,
鑑別診断
,
パッチテスト
,
軟膏剤
,
皮膚炎-アレルギー性接触
,
Epinastine
,
眼内投与
,
角膜びらん
,
Chloramphenicol-Neomycin-Prednisolone
Keyword:
Betamethasone
,
Burns
,
Diagnosis, Differential
,
Chloramphenicol
,
Ointments
,
Patch Tests
,
Dermatitis, Allergic Contact
,
Administration, Ophthalmic
,
Epinastine
pp.447-450
発行日 2015年5月1日
Published Date 2015/5/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2015266457
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<症例のポイント>クロラムフェニコール(CP)点眼液およびクロマイ-P軟膏により接触皮膚炎を生じた症例を経験した。CP点眼液が眼洗浄に用いられることはわれわれの想定外であり、OTC医薬品のクロマイ-P軟膏は、患者にはアレルゲンと認知されておらず接触原の同定に難渋した。CPは感作能が高いが、高頻度に外用薬として使用されており、原因不明の接触皮膚炎の診断にあたっては常に念頭におく必要がある。
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