特集 内分泌異常と皮膚病
臨床例
骨髄露出療法で治療した難治性糖尿病性潰瘍
石川 貴裕
1
,
佐藤 仁美
,
西澤 綾
,
福山 國太郎
,
高山 かおる
,
井川 健
,
横関 博雄
1茨城県厚生農業協同組合連合会総合病院土浦協同病院 皮膚科
キーワード:
Vancomycin
,
血液成分除去法
,
バルーン血管形成術
,
骨髄
,
骨髄炎
,
高圧酸素療法
,
肢切断術
,
デブリードマン
,
動脈硬化症-閉塞性
,
密封包帯
,
糖尿病性足部疾患
,
糖尿病性壊疽
Keyword:
Amputation
,
Angioplasty, Balloon
,
Blood Component Removal
,
Bone Marrow
,
Arteriosclerosis Obliterans
,
Debridement
,
Hyperbaric Oxygenation
,
Occlusive Dressings
,
Osteomyelitis
,
Vancomycin
,
Diabetic Foot
pp.837-840
発行日 2014年9月1日
Published Date 2014/9/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2015001638
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<症例のポイント>骨髄露出療法は難治性趾端・指端潰瘍患者の大切断を免れるための治療法である。広範囲の潰瘍、またASOや透析治療中である2例に対して骨髄露出療法を施行し、改善を得た。骨髄露出療法は従来狭小な病変に対して使用していたが、広範囲な糖尿病性潰瘍に関しても改善を得た。また、ASOや透析を施行している糖尿病性潰瘍の患者にも骨髄露出療法を施行することにより改善がみられた。患者への侵襲が少なく、試みてもよい治療の1つである。
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