発行日 2011年8月1日
Published Date 2011/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2011338925
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血管障害にて下肢切断術を受けた57例63肢(男33例36肢・女24例27肢)を対象に、予後に関して後ろ向きに調査した。大腿切断が16肢、下腿切断25肢、足趾切断22肢、近位での再切断が9肢あり、退院後の歩行レベルは車椅子以下40肢、自立歩行23肢であった。全体の1年生存率は71.4%、5年生存率は51.7%で、Log-rank検定による単変量解析では70歳以上、大腿切断、術後車椅子以下の歩行レベルで有意に生存率が低かった。なお、大腿切断+下腿切断のみの検定では、糖尿病性腎症による透析患者で有意に生存率が低かった。
©Nankodo Co., Ltd., 2011