展望
関節症性乾癬(乾癬性関節炎)に対する抗TNFα阻害薬による治療 名古屋市立大学病院におけるインフリキシマブの有効性
森田 明理
1
1名古屋市立大学 大学院医学研究科加齢・環境皮膚科学
キーワード:
関節炎-乾癬性
,
二重盲検法
,
大学病院
,
診療ガイドライン
,
多施設共同研究
,
治療成績
,
ランダム化比較試験
,
Infliximab
,
病院皮膚科
,
Adalimumab
Keyword:
Adalimumab
,
Infliximab
,
Double-Blind Method
,
Hospitals, University
,
Arthritis, Psoriatic
,
Randomized Controlled Trials as Topic
,
Treatment Outcome
,
Multicenter Studies as Topic
,
Practice Guidelines as Topic
pp.290-296
発行日 2014年4月1日
Published Date 2014/4/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2014237159
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本邦において,2010年1月に抗TNFα阻害薬の2薬剤が承認を受け使用可能となり,2011年1月には,抗IL-12/23 p40抗体が,既存治療で効果不十分な尋常性乾癬および関節症性乾癬に対して承認され,現在,3種類の生物学的製剤の使用が可能である.今後も,新たなサイトカインをターゲットした生物学的製剤の開発が進められ,新たな乾癬の病態が明らかになるなど,急速に進歩を遂げるだろう.それらの薬剤のきわめて高い有効性から,既存の治療では皮疹の拡大,膿疱化など重症化し難治となっていた場合や,また,関節炎に対しても十分な効果が得られるようになった.(「はじめに」より)
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