特集 結節性紅斑とその周辺
臨床例
Bazin硬結性紅斑
岩崎 剛志
1
,
高橋 一朗
,
本間 大
,
山本 明美
,
飯塚 一
1北見赤十字病院 皮膚科
キーワード:
Ethambutol
,
Isoniazid
,
Rifampicin
,
紅斑-硬結性
,
経口投与
Keyword:
Administration, Oral
,
Ethambutol
,
Erythema Induratum
,
Isoniazid
,
Rifampin
pp.31-34
発行日 2014年1月1日
Published Date 2014/1/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2014140545
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<症例のポイント>Bazin硬結性紅斑は代表的な結核疹で、下腿に硬結を伴う紅斑が多発する。ツベルクリン反応は強陽性で、病理組織学的に真皮下層から皮下組織にかけて乾酪壊死を伴った類上皮細胞肉芽腫を認める。自験例では切除病変部のPCRで結核菌DNAを検出した。治療は耐性菌の存在を考慮し、多剤併用療法を行うべきとされている。自験例ではイソニアジド、リファンピシン、エタンブトールを7ヵ月間内服し、治癒した。
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