特集 薬疹-2013
臨床例
オメプラゾール(オメプラール)によるnonpigmenting fixed drug eruption
高山 直子
1
,
西澤 綾
,
藤本 智子
,
佐藤 貴浩
,
横関 博雄
1東京医科歯科大学 大学院医歯学総合研究科皮膚科学分野
キーワード:
Omeprazole
,
紅斑
,
鑑別診断
,
パッチテスト
,
薬疹
,
薬剤リンパ球刺激試験
Keyword:
Diagnosis, Differential
,
Drug Eruptions
,
Erythema
,
Omeprazole
,
Patch Tests
pp.1121-1124
発行日 2013年12月1日
Published Date 2013/12/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2014067169
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<症例のポイント>オメプラゾール(オメプラール)によるnonpigmenting fixed drug eruption(以下、NPFDE)の1例を経験した。多形紅斑型薬疹様の臨床、組織像であっても紅斑が大型で類円形、同一部位の出現歴があれば、NPFDEの可能性を考慮し精査する必要がある。確定診断のための誘発テストでは、2倍量のオメプラール錠の内服を要し、通常量の内服や注射薬投与では誘発されなかった。
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