展望
膠原病を伴う血管炎の病態
古川 福実
1
1和歌山県立医科大学 皮膚科学教室
キーワード:
抗核抗体
,
エリテマトーデス-全身性
,
血管炎-皮膚白血球破砕性
,
抗リン脂質抗体
,
診療ガイドライン
Keyword:
Antibodies, Antinuclear
,
Lupus Erythematosus, Systemic
,
Vasculitis, Leukocytoclastic, Cutaneous
,
Practice Guidelines as Topic
,
Antibodies, Antiphospholipid
pp.725-730
発行日 2013年8月1日
Published Date 2013/8/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2014044957
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血管炎は,臨床,組織像そして免疫・炎症学的な血液検査所見を総合して診断される.それを基に治療に進むのが一般的である.皮膚血管炎においては,皮膚白血球破砕性血管炎の概念の明確化,抗好中球細胞質抗体関連血管炎の皮膚症状とその病態,続発性血管炎(薬剤性,感染性,そして腫瘍随伴性血管炎など)の病態,そして膠原病に伴う血管炎の病態などの検討すべき課題がある.本稿では,主に全身性エリテマトーデス(SLE)に随伴する血管病変について,いくつかの観点から現状を述べる.(「はじめに」より)
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