特集 アミロイドーシス(2)
臨床例
続発性アミロイドーシスによる消化器症状を呈したと推測される関節症性乾癬
岩名 沙奈恵
1
,
古橋 卓也
,
西田 絵美
,
加藤 裕史
,
佐川 容子
,
齋藤 稚代
,
山本 あい
,
谷田 諭史
,
森田 明理
1聖霊病院 皮膚科
キーワード:
Acetaminophen
,
Prednisolone
,
関節炎-乾癬性
,
生検
,
大腸炎-潰瘍性
,
多剤併用療法
,
アミロイドーシス
,
Misoprostol
,
Infliximab
,
Rabeprazole
Keyword:
Infliximab
,
Amyloidosis
,
Acetaminophen
,
Biopsy
,
Colitis, Ulcerative
,
Drug Therapy, Combination
,
Prednisolone
,
Arthritis, Psoriatic
,
Misoprostol
,
Rabeprazole
pp.375-378
発行日 2013年4月1日
Published Date 2013/4/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2013220917
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<症例のポイント>アミロイドA(AA)アミロイドーシスは、反応性アミロイドーシスとして慢性炎症性疾患に続発する。自験例は20年超の罹患歴を有する重症の関節症性乾癬症例であり、皮疹、関節痛のコントロールに非常に難渋してきた。インフリキシマブ投与により、皮疹は軽快傾向となっていたが、難治性の下痢を生じた。インフリキシマブ投与とプレドニゾロン増量で下痢が消失した経緯、血清アミロイドA蛋白(SAA)上昇、そして長期にわたる罹患期間からAAアミロイドーシスの合併を推測した。
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