特集 ざ瘡・ざ瘡様発疹
臨床例
ステロイドざ瘡
安藝 良一
1
,
谷口 友則
,
前島 英樹
,
勝岡 憲生
1北里大学 医学部皮膚科学教室
キーワード:
Prednisolone
,
重症筋無力症
,
尋常性ざ瘡
,
鑑別診断
,
経口投与
,
紫斑病-特発性血小板減少性
,
角化症-毛孔性
Keyword:
Administration, Oral
,
Acne Vulgaris
,
Diagnosis, Differential
,
Myasthenia Gravis
,
Prednisolone
,
Purpura, Thrombocytopenic, Idiopathic
pp.243-246
発行日 2013年3月1日
Published Date 2013/3/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2013205719
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<症例のポイント>副腎皮質ステロイド(以下、ステロイド)の内服や外用によりざ瘡が生じる、すなわち、ステロイドざ瘡の存在はよく知られている。だが、その発症機序はいまだ明確ではない。典型的な経過を示したステロイドざ瘡2例を提示し、当院の症例について統計学的考察を行った。ステロイドの大量・長期投与が必要な疾患ではステロイドざ瘡を発現しやすいが、適切な対応により患者の苦痛を取り除くことは皮膚科医の重要な責務の1つである。
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